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2012年 03月 22日
蛸田工場での素焼
久々に蛸田工場に火入れして環壺3点の素焼きを行った。

750℃焼成で2時間半、冷却3時間半の簡単な作業だが、工場の足下のキャスターが断熱レンガと、
アーチ型の天蓋の重さで、圧死していたのでその修復に午前中を費やし、多大なエネルギーが必要だった・・・・・
歳はとりたくない物だ。

無事、予定どうりの焼成でいよいよ本焼きに入ることができるが 2・3日天候が思わしくない様子,
少し先になりそう・・・・・。

本日の成果


700℃そろそろ仕上げのタイミングを計る・・・。



欠落も無く無事3点そろって出現?・・・・・本焼きが楽しみだ。









# by takodenkama | 2012-03-22 22:08 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2012年 03月 16日
今年も GOLDEN WEEK には "兀兀展" !!!
少しブログの更新が空いてしまっているので、近況をお知らせします。

今年もゴールデンウイークには「ギャラリー佐野」で第2回 "兀兀展(5/1~5/6)" を開催します。

現在、環壺を製作中です・・・・・。 

先月、余呉湖へワカサギ釣りに行ったときに宿泊した「徳山鮓」で干支の置物 "環壺龍" を観て刺激を受け、

陶芸を始めた9年前の今頃、新聞紙を丸めて芯を作り、粘土を巻き付けて、始めて作った "環壺" や "水滴"

の事を思い出し、今年の "兀兀展" のテーマに環壺をと思い試作を始めました。その後、正しい制作方法を

"美術出版社"の 新技法シリーズ「陶芸の基本」で調べマスターしました。


まだ素焼きも出来ていませんが、尺壷の大きさなので焼成は蛸田工場の予定です。



うまく焼成出来ると嬉しいのですが・・・・・・・。










# by takodenkama | 2012-03-16 12:46 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2012年 02月 04日
昨日・節分、今日・立春。
昨日は節分、この日はいつも壬生神社の追儺会に出かけ、 "炮烙" に "家内安全" と "男七十歳" 、 "女六十九歳" と墨書して奉納し、寒風吹き荒ぶなか、追儺会の "壬生狂言・節分" を鑑賞するのが我が家の習わしだ。 その後、暖を得るべく (???) 河原町三条の「アサヒビヤホール」、木屋町の「めなみ」へと繰り出すのが最近のルーティン、又、亦、怪気炎で意気揚々と引き上げて来た。

今朝は目覚めもすっきりと、十分に休養もとれたので鋭意、還元焼成に取り組んだ。 最近入手したハンドミキサー(THM270/TESCOM)で釉薬を撹拌して(少量の時にはとても効率よく撹拌出来る)、十分に時間をかけての焼成となった。昨夏の素麺セットの時より少し薄かったようで、狙い通りの焼成にはならなかったが、建盞としては面白い出来になったと思う。

本日の成果



建盞:銘『獲麟』かくりん 高さ 52mm x 口径120x125mm x 高台径 42mm 蛸田青釉 特樋信楽土 焼成 2/4/2012

古風     李白
  我志在刪述  
  垂輝映千春  
  希聖如有立  
  絶筆于
獲麟  

我が志は刪述に在り            
輝(ひかり)を垂れて千春を映(てら)さん 
聖を希(こひねが)ひて如(も)し立つ有らば
筆を獲麟に絶たん             

*「獲麟」とは孔子の故事を踏まえたもの。孔子は歴史書春秋を書き進め、哀公14年にいたって、西方の野で麒麟を捕らえたという記事を契機に執筆を終えた。李白はそれを偉業達成の象徴と捉えているわけである。








# by takodenkama | 2012-02-04 22:41 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 26日
新しい釉薬
昨日は新しい釉薬のテスト焼成を行った。

簡単に出来て、抽き出し効果の冴える鬼板/松灰釉のレシピは、
材料として、鬼板をあらかじめミキサーで細扮しておき、松灰は出来れば脱鉄品で松葉灰がよい、
福島長石または日ノ岡と木灰も加える。比率は12:8 : 3 : 3 の体積比で調合している。
今回は福島が見当たらず日の岡を使用して調合した。

焼成結果は前回の釉薬より融点が50〜100℃ほど上がってしまい1245℃の高温まで引っ張らなければならなかった。
それでも、あまり流れなかったので、次回は融点調整が必要だ。

下段に置いた黒薬は高温に耐えられず、釉薬が流れてしまった。残念

本日の成果


茶碗:銘「空山」くうざん 高さ85mm x 口径 115mm x 高台径 48mm 鬼板/松灰釉 釜戸艾土 焼成 1/25/2012

鹿柴 王維

空山不見人
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上


くうざんひとをみず   
ただじんごのひびきをきく
へんけいしんりんにいり 
またてらすせいたいのうえ

*鹿柴 … 鹿を放し飼いにするための囲いの柵。

# by takodenkama | 2012-01-26 15:02 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 19日
黒茶碗2点

蛸田窯には、毎日メジロが数羽、遊びに来てくれ、かわいい仕草や姿に心和ませてくれます。


昨年末に焼成して旧友に贈った黒楽の茶碗、輸送中にが皹が入ったので急遽作り直した。

今年の初窯となったので披露します、建盞や朝顔は12・3点素焼きのストックが出来ているがこれらは、落ち着いて焼成したいのでもう少し後になる。

ほぼ1200℃、1時間30分の焼成となった。ともに抽き出しで釉薬は黒薬と、鬼板/松灰釉の2種、
後者の方が50℃ほど高温の焼成で窯の中では下段に置く、ともに匣にいれて蓋なしで焼成した。

黒薬、鬼板/松灰釉共に最終になってしまい次回は新たに調合する必要がある。

本日の成果



茶碗:銘「閉關」へいかん 高さ85mm x 口径 120mm x 高台径 48mm 黒薬 釜戸艾土 焼成 1/19/2012


茶碗:銘「茅屋」ぼうおく 高さ82mm x 口径 115x125mm x 高台径 52mm 鬼板/松灰釉 釜戸艾土 焼成 1/19/2012


荅張五弟  王維
      終南有茅屋        
      前對終南山        
    終年無客長閉關    
    終日無心長自閒    
    不妨飲酒復垂釣    
    君但能來相往還
    

しゅうなんにぼうおくあり            
まえはしゅうなんざんにたいす          
しゅうねんかくなくしてながくかんをとざし    
しゅうじつこころなくしてながくおのずからかんなり
さけをのみまたつりをたるるをさまたげず     
きみただよくきたらばあいおうかんせよ      





# by takodenkama | 2012-01-19 16:12 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2012年 01月 07日
謹賀新年
あけましておめでとうございます。



しばらく充電の時をいただきましたが明日から作陶再開します、よろしくお願いいたします。


*今年の賀状、届かなかった方、ごめんなさいプリンターのハガキ印刷が途中で壊れてしまいました。





# by takodenkama | 2012-01-07 08:27 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2011年 07月 18日
暑中お見舞
あまりにも早く梅雨が明けたので、作陶のペースを狂わせてしまっている。

炎天下の作業を強いられる窯焚きは、高齢者にははちょっとキツイ! 無理、無理。

作陶も、節電が喧しい昨今、元々クーラーなど無い我が家ではとてもとても・・・・・。

蛮勇を振り絞って、暑中見舞いよろしく、先日セレン赤を2点焼成した。

やはり蛸田窯では夏と云えば「炎昼」即ち"セレン赤"だ。

今回は焼成方法を変えてみた、今までのものと随分違っているのが判るだろうか?。

新しい赤の表現は如何なものでしょうか???。


本日の成果

茶碗:銘「」高さ口径高台径 セレン赤釉 赤土 焼成 7/05/2011


茶碗:銘「」高さ口径高台径 セレン赤釉 特樋信楽土 焼成 7/05/2011


# by takodenkama | 2011-07-18 15:35 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 25日
酸化焼成
梅雨空の晴れ間を捉えて酸化焼成をダブルで試みた。

先日来の "青い釉薬シリーズ" を完全な酸化で焼成してみた、之にはちょっとしたコツが必要で炭の量を押さえて900度からはPGを使って焼成している。

蛸田窯は通常の焼成とはパターンが逆で、これで酸化焼成となる。

この釉薬本来の発色が得られ、清々しいブルーを表現することができた。 上段は計測値で1230度、下段は1200度あたりを目標値に設定して取り組んだが、上下段共に匣に入れずに宙に浮かせて焼成したので温度差が乏しくなり、下段の窯変の出が薄くなってしまった。通常通りに下段は匣に入れておけばよかったと後悔している。

茶入れは先日焼成した「相生」に松葉灰釉と鬼板で少し景色付けをしてみた。

本日の成果


茶碗:銘「清渓」高さ 65mm x 口径 156x160mm x 高台径 47mm 蛸田青釉 御本手土 焼成6/25/2011



建盞:銘「清明」高さ 58mm x 口径 134x137mm x 高台径 48mm 蛸田青釉 御本手土 焼成6/25/2011



茶入:銘「相生」高さ 60mm x口径 27mm x外径 67mm x 底径 36mm  蓋/赤杉・煤竹 
古信楽穴窯土/焼締 焼成 6/25/2011


寒食城東即事   王維                     

清渓一道穿桃李  清渓(せいけい) 一道 桃李(とうり)を穿(うが)ち 
演漾緑蒲涵白芷  演漾(えんよう)たる緑蒲 白芷(はくし)を涵(ひた)す
渓上人家凡幾家  渓上(けいじょう)の人家 凡(およ)そ幾家ぞ    
落花半落東流水  落花 半(なか)ば落つ 東流の水         
蹴鞠屢過飛鳥上  蹴鞠(しゅうきく) 屢(しばしば)過ぐ 飛鳥の上  
鞦韆競出垂楊裏  鞦韆(しゅうせん) 競い出づ 垂楊(すいよう)の裏 
少年分日作遨遊  少年 日を分ちて遨遊(ごうゆう)を作(な)す    
不用清明兼上巳  用いず 清明(せいめい)の上巳(じょうし)を兼ぬるを


# by takodenkama | 2011-06-25 23:53 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 15日
茶入・建盞・蕎猪口
昔、晴耕雨読。今、晴焼雨造。

明日からは雨の予報、早朝より4点焼成。

窯入れは色々と工夫して、

最下段の建盞は匣鉢の中央に浮かせて設置、上部は開放、

中段の蕎猪口は炎が当たらないように配慮して中央に直置き、

その横に茶入れを少し棚板よりはみ出さして直炎に当て、置型となる景色の調整。

最上段の井戸茶碗で排気口の流量を調整させて、還元炎焼成で1230度きっかり、練らし30分。

最近このパターンが定着してきている。



本日の成果


茶入 : 銘「涕下」高さ 74mm x 口径 26mm x 外径 70mm x 底径 29mm 焼締 古信楽穴窯土 焼成 6/15/2011


   登幽州台歌   陳子昴                

   前不見古人   前(さき)に古人を見ず         
   後不見来者   後(のち)に来者を見ず         
   念天地之悠悠  天地の悠悠たるを念(おも)い      
   独愴然而涕下  独り愴然(そうぜん)として涕(なみだ)下る



建盞 : 銘「露華」高さ 62mm x 口径 128mm x 高台径 42mm  蛸田青釉 特簸信楽土 焼成 6/15/2011


   清平調詞   李白                  

雲想衣裳花想容   雲には衣裳を想い 花には容を想う    
春風拂檻露華濃   春風 檻を払って 露華 濃(こまやか)なり
若非羣玉山頭見   もし群玉山頭に見にあらずんば      
會向瑤臺月下逢   会(かならず)瑶台月下に向って逢ん    



蕎猪口 : 銘「」高さ 62mm x 口径 88mm x 高台径 40mm 蛸田青釉 特簸信楽土 焼成 6/15/2011


# by takodenkama | 2011-06-15 21:47 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2011年 06月 08日
青の季節
新緑、若葉、菖蒲、紫陽花、杜若、雨、青空・・・・・一気に青色系の目立つ季節になりました。

得意の蛸田青を久々に酸化焼成で焼いてみました、窯の上段の方が少し温度が高く流紋が消えてしまいますがとても奇麗な青色を得ることができました、
今回の焼成では匣の状態を完全にすることで色むらを出さないように心がけています。

還元時の流紋も、半還元時の色目も好みですが酸化焼成の明るい色合いはとても爽やかです。

本日の成果


茶碗:銘「翆微」高さ 48mm x 口径 120mm x 高台径 43mm 蛸田青釉 御本手土 焼成6/5/2011

   遊宴      李白           
 暮從碧山下  暮に碧山より下れば        
 山月随人歸  山月 人に従いって帰る      
 却顧所來徑  却って来る所の径(こみち)を顧みれば
 蒼蒼横翆微  蒼々として翆微に横とう      

夕暮れに碧の山を下ってくると、       
山の月がどこまでも人といっしょについて来る。
ふりかえって見たら、通ってきた小道は、   
山のみどりの中に、こんもりと横たわっていた。

*蒼蒼 : こんもりと深い青色
*翆微 : 山の中腹     



茶碗:銘「窅然」高さ 60mm x 口径 135mm x 高台径 45mm 蛸田青釉 御本手土 焼成6/5/2011

  山中問答     李白            
 問余何意棲碧山  余に問う何の意ぞ 碧山に棲むと
 笑而不答心自閑  笑って答えず 心自ずから閑なり
 桃花流水窅然去  桃花流水 窅然として去る   
 別有天地非人間  別に天地の人間に非ざる有り  

どんなつもりで奥山にすむかと人はたずねるが、
わたしは笑って答えない。          
なんともいえないよいきもち。        
桃の花びら水に浮き、ずっとはるかに流れ去る。
また格別の天地です、人里はなれた世界です。 

窅然 : おくぶかいさま

# by takodenkama | 2011-06-08 13:05 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)


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