2017年 03月 02日

再起動



弥生になった・・・冬眠を永く続け過ぎたようだ、雨水も過ぎて季節は啓蟄。

懶惰な生活に区切りを付け、再起動するべく老躯に鞭打って素焼きに取り掛かった。


今年の初め頃から少しずつ茶盌は捻っていたので20点程ストックがあったので

1年振りに蛸田工場に火入れしてみた、LPGも古い残鐸を絞りきっての焼成と成った、

それでも650度まで上がったので、ちょっと軽めだが火を止めた。

急いで蛸田窯をリニューアルしなければ・・・・・・・本番の焼成が楽しみだ。

本日の成果。

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# by takodenkama | 2017-03-02 15:55 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 17日

洛西秋色

2004年に始めた作陶も12年目を終わらんとしている。

今年は春の ”第4回兀兀展” を終え 追加注文 や 配送 を済ませた頃から急速に作陶意欲が削がれだし、日々、
酒浸りの懶惰な生活をおくっている。

茶碗を10点ほど捻ってみたものの素焼きすら手に着かずこのまま越年することになるのか・・・・・???。

先日も明日香に出掛けたり、また今日は紅葉狩りに近くの寺まで散策して鋭気を養ってみようと試みている
例年になく紅葉が綺麗との巷の噂を信じて、凛厳として清閑な雰囲気を漂わせている菩提寺”花の寺”を訪れた。

期待に違わず、愁色に閉じ込められたかのような、杪莫としておおらかで朽ち果てそうな佇まいの古刹にも三々五々
人の気配があり紅葉も美しく色着きとても満ち足りた気分に浸ることができた。

まずは窯の修復から着手しなければと・・・・・・・・・・・・。

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風情の愈や増す ”花の寺” 大原野/勝持寺 (photo by gotsugotsu)


酔中對紅葉    白居易
       

臨風杪秋樹  風に臨む杪秋の樹     
対酒長年人  酒に対す 長年の人    
酔貌如霜葉  酔貌は 霜葉の如し    
雖紅不是春  紅なりと雖も 是れ春ならず














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# by takodenkama | 2016-11-17 11:14 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 09日

明日香、キトラ、石舞台

キトラ古墳「四神の館」の特別公開が始まったので、初秋の奈良は明日香村へ妻女の運転するGiuliettaで出かけた。

キトラ古墳で最も重要な壁画として位置づけされる天井部に描かれた星座にまつわるロマンにとても惹かれるものがあり、是非、ひと目見ておきたいとの衝動に駆られ事前申込を済ませ勇躍出掛けた。
此の天文図は日本の学者の考証により何時、何処で観測された星座といった推定がなされており大いに学究的な興味を抱かされトキメキを秘めている。

奈良は前回、正倉院展に出かけて以来だ、それに私にとってとても意外だが明日香方面は初めてなので、まず行きたかったのが石舞台古墳、伝説の蘇我馬子墓所ともいわれている、とてもスケールの大きな石組み、墓所としてはその広大な石室に圧倒される。
奈良には小中学生の頃より屢々出掛けているのに何故ここまで来ていなかったのかとても残念に思った。此の石組によるダイナミックな造型を目の当たりにすることは、若い頃の私には必ずや何かを与えてくれたであろうと思う・・・・・。

奈良といえば「興福寺」詣では外せない、6年前にリニューアルされた「国宝館」に翌日、朝一番に出掛け国宝の八部衆、五部浄像や阿修羅像にも久々に逢うことができた。
以前とは随分異なった立派な展示室となっており此の寺院の人気の程がよく解る、この日は五重塔が特別公開されており人の列が出来ていたが国宝館はヒッソリとしており静かにあまたの仏像と対峙することができとても充実した時を過ごすことができた。

その後はのんびりと地道を走り宇治・槙島のbrio ristoranteで美味しいランチをいただき帰って来た。



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石舞台古墳 Photo by GOTSUGOTSU










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# by takodenkama | 2016-10-09 13:07 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 17日

梅雨

夏茶碗は自分で使用する目的に合致しなかったのであまり熱を入れて作ってなかったが、
先日の個展の時に、何時も求められているのは朝顔や井戸や建戔が多いことに気づいた。

販売を目的として作陶しているわけではないが、手許に残っているものの中にその種の
良品が殆ど無く、ほぼ出払っている事実に愕然とした・・・・・・・。

個展はこれが最後になるだろうと内心決めていたので、なんだか心残りが・・・・・。
遠路お運びいただいているにもかかわらず、人の心を斟酌できずに十数回も個展を開いて
いたとは・・・、とても慚愧の念に耐え難い所作だった、その事に今日気づくとは・・・。

これでまた新たに作陶できる命題が得られた訳で、梅雨時の作陶意欲に結びつけようと
している今日この頃。


新作を一点披露。
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茶碗 :銘「驟雨」しゅうう 高さ 55mm x 口径 150mm x 高台径 45mm 天龍寺青磁釉 釜戸赤土 焼成 Jun/05/2016

五言律詩                            
封雨書懐走邀許圭簿 雨に対して懐を書し走らせて許主簿を邀(む)かう

東嶽雲峰起  東嶽(とうがく)雲峰(うんほう)起(おき)る      
溶溶滿太虛  溶溶(ようよう)として太虛(たいきょ)に滿(み)つ   
震雷翻幕燕  震雷(しんらい)に幕燕(まくえん)翻(ひるがえ)り   
驟雨落河魚  驟雨(しゅうう)に河魚(かわうお)落(お)つ      
座對賢人酒  座(ざ)に對(たい)す賢人(けんじん)の酒(さけ)    
門聽長者車  門(もん)に聽(き)かんとす長者(ちょうじゃ)の車(しゃ)
相邀愧泥濘  相(あい)邀(むか)うる泥濘(でいねい)を愧(はず)   
騎馬到階除  馬(うま)に騎(またが)って階除(かいじょ)に到(いた)る











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# by takodenkama | 2016-06-17 09:26 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 21日

兀兀展その後



昨夜、注文しておいた桐箱が届いた、箱屋さんも自身が所属の京都木工芸指物協会展の会期が兀兀展と重なって
とてもお忙しそうであった。

早速、箱詰め梱包、第二陣の発送とおお忙しだ、ストックの桐箱で第一陣の発送は済ませていたのであと2回程
で完了しそうだ。

兀兀展の時に注文頂いた茶碗の作成と焼成も同時進行で進めており、朝顔型を5点捻って昨日その内の2点焼成
した。
ともに還元焼成で釉薬は異なったものを施釉している、焼成も匣鉢に入れるものと直接還元雰囲気で焼成するも
のと分けてみた。

やはり匣鉢に入れたものは予定通りに仕上がったがもう一方は半還元気味で今一の仕上がりと成った、没・・・。

本日の成果。

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茶碗:銘「沫雨」うたかた 高さ 60mm x 口径 148mm x 高台径 48mm  天竜寺青磁釉 釜戸赤土 焼成 May/20/2016 


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# by takodenkama | 2016-05-21 16:35 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 12日

兀兀展 無事に終了いたしました。

兀兀展は多くの方々のご来場を得て無事に終了いたしました。

感謝の念をどのように伝えるべきか思いつかない程のご厚情を
頂きました、ありがとうございました。

沢山の宿題も頂き、身に余る光栄です。一つずつ片付けるべく
今日、赤色の茶碗を14日までにとのご要望に応えるべく3点
焼成しました。

早起きと好天も幸いして、7時前には火入れ、昼までに窯出し
出来ました。とても好い出来に満足、満足。

これらは個展前に施釉までしておいたものが数点あったので間
に合っただけです、木箱の注文や銘々の資料作成等けっこう時
間がかかり、天候のこともあって今日の焼成と成りました。

早速披露します。

本日の成果
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茶碗:銘「相思」高さ 88mm x 口径 120mm x 高台径 50mm セレン赤釉 土岐艾土 焼成 May/12/2016


相思  王維

紅豆生南國
春來發幾枝
願君多采襭
此物最相思


紅豆 南國に 生じ               
春 來りて 幾枝か 發(ひら)く         
願はくは 君 多く 采(とり)襭(つまばさ)めよ
此の物 最も 相い思わしむ           

*相思:こい(相思相愛)













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# by takodenkama | 2016-05-12 14:05 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 05日

兀兀展

風薫る快晴の京都!!! サプライズ満載の第4回「兀兀展」スタートしました。

初日から旧友や、陶友、行きずりの人々や前夜おでん屋で出会った外国の旅行者夫妻等など
さすがに超繁華街の京都のど真ん中はとても刺激的で大勢の人々であふれ返っています。

一日が終わればすぐ近くのビヤホールに繰り出し妻女と泡で乾杯!此の毎日が続けば確実にリバウンド、
三年振りの、とても楽しい日々を少しのあいだ彷徨し続けます・・・・・。

お茶とお菓子は欠かさずにご来展をお待ちいたしております、お気軽にお出かけください。


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# by takodenkama | 2016-05-05 08:49 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 04月 15日

第4回 「兀兀展」




おしらせ、

第4回 兀兀展              
 
日時:5月3日(火)から5月8日(日)まで
  12時 〜 7時(最終日は 5時まで)

場所:ギャラリー佐野           
 京都市中京区寺町通蛸薬師北西角 
Tel & Fax : 075-221-2767

出品:茶碗・水指・茶入・花入・茶壺などと 
休雪窯での作品

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案内状ご希望のかたは兀兀までメールください。












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# by takodenkama | 2016-04-15 11:04 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 03月 24日

平茶碗



好天が続き、櫻の開花が漏れ聞こえる今日、此の頃。

大量の花粉の飛散や1月来の体調不良を引きずっていて
絶不調のさなか、焼成は全ての力を振り絞って試みているが
なかなか結果に結びつかず苦慮している。

蛸田窯開設以来の燃料の供給源が廃業の知らせを送って来た、
新しい燃料を確保しなければ継続不可能な状況に陥り、さらに
困難な状況が倍加している。

春一番が吹き荒れる中、本日の焼成は、黒、赤、青、飴と多彩に
窯詰めして、まずは黒から取り出して納得の焼成。
続く青や飴は明日に成りそう、果たしてどんな結果が待っている
のか期待に胸膨らませている。

本日の成果
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平茶碗:銘「望月」もちづき  高さ 60mm x 口径 136x132mm x 高台径 48mm 蛸田黒釉No.02 土岐艾土 焼成 Mar/24/2016


           願はくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃  西行


* 昨日は、釈迦の入滅の日(陰暦二月十五日、まさに望月) 西行が歌に詠んだその日。
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西行櫻(京・洛西/勝持寺)











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# by takodenkama | 2016-03-24 14:33 | Trackback | Comments(0)
2016年 02月 22日

兀兀展

『兀兀展』のご案内。

五月の連休に "ギャラリー佐野" で「第四回 兀兀展」を開催します。

茶盌、茶壺、茶入、水指、酒器揃などと、以前、"萩陶芸大リーグ" に参加して「休雪窯」で作った作品も展示します。

前回の個展から少し間が空き、目標を立てずに日々作陶していると、無心を心掛けてはいるものの、十分な吟味の物や気持ちが入った作品を得難くなり、茶の湯の器としての用と美意識のディレンマに陥る傾向が強く出てきます。 ストックも少し出来たので、画廊のオーナーに無理を言って急遽、今回の個展開催を決めた。

早速、夏茶碗「月傍」を撮影して案内状を作ったので披露。


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# by takodenkama | 2016-02-22 10:29 | Trackback | Comments(0)