蛸田窯・作陶日記

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2009年 09月 30日

志野茶碗

水曜日(雨)24℃

ここ2、3日体調絶不調、夏の疲れか?・・・・・・。

昨日、京都府立文化芸術会館から暮れの個展開催期日の確認の電話があった。いよいよだ、少し漫然と遊びほうけていたので、引き締めて頑張らなければと思うこと頻りの今日この頃。

先日の窯では5点志野を焼成したが艾土は3種テスト出来た、信楽で入手したもの、京都で入手したものと岐阜で手に入れたもの。雰囲気はやはり本場のものが一番いい、今回釉薬も岐阜の材料店で入手したものを使ってみた、全く今までのものと違ってよい雰囲気の肌合いを得ることができた。井戸に使った長石釉も同じ材料店のものだ。

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茶盌:銘「漣漪」 高さ78mm x 口径116x109mm x 高台径48mm 志野釉No2 艾土 焼成'09/9/29
 
納涼    王維 

喬木萬餘株,清流貫其中。
前臨大川口,豁達來長風。
漣漪涵白沙,素鮪如遊空。
偃臥磐石上,翻濤沃微躬。
漱流複濯足,前對釣魚翁。
貪餌凡幾許,徒思蓮葉東。


喬木万余株  清流その中を貫く      
前は大川の口に臨み豁達として長風来る   
漣漪白砂を涵し素鮪空に游ぐが如し     
盤石の上に偃臥すれば翻濤微躬に沃ぐ    
流れに口すすぎ復足を濯う前は釣魚の翁に対す
餌を貪る凡そ幾許ぞ徒に思う蓮葉の東    


*漣漪(れんい) 水がさざなみ立ってできる美しい波紋。


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茶盌:銘「横江」 高さ 82.5mm x 口径118x102mm x 高台径48mm高麗青磁釉 古信楽土 焼成'09/9/29

横江  李 白

横江館前津吏迎
向余東指海雲生
郎今欲渡縁何事
如此風波不可行

   
横江の館前(かんぜん) 津吏(しんり)迎え    
余(よ)に向かいて東のかた海雲の生ずるを指(さ)す
郎  今  渡らんと欲するは何事にか縁(よ)る  
此(か)くの如き風波  行く可からず       


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茶盌:銘「惆悵」高さ 84mm x 口径 157x152mm x 高台径 48mm 長石釉 赤土/楽土 焼成'09/9/29

華子岡   王維


飛鳥去不窮,
連山復秋色。
上下華子岡,
惆悵情何極。


飛ぶ鳥は去りて窮まらず     
連れなる山に復た秋の色あり   
華子岡を上り下れば       
惆長して情うことなんぞ極みあらん


*惆悵(ちゅうちょう) 心のむすぼれる形容。

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by takodenkama | 2009-09-30 14:48 | 作陶日記 | Trackback | Comments(2)
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Commented at 2009-10-02 17:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by takodenkama at 2009-10-02 19:01
緋色がきれいに出たのはこれだけ、あとはそれぞれでした。
窯内部の温度分布や、炎の流れなどにより様々な焼成になりました。
釜戸もぐさ土は2点酸化焼成風になってしまい、再焼成の予定です。


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