蛸田窯・作陶日記

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2012年 11月 08日

冬葵

昨日、立冬を迎えた。七年続けた師走の "作陶展" を春に移して二年、秋の過ごし方に変化をきたして何か頼りない懶惰な日々を過ごしている感じだ。

例年ならば個展前の今頃は追い込みで、作陶や焼成に慌ただしい日々を過ごしていた・・・・・。

とは言っても焼成は細々と、2点づつ様子見ながら、釉薬のテストをかねて続けている。

相変わらず白萩釉の精製を行っていて、藁灰の比率をどんどんと上げている。 萩陶芸大リーグで "三輪窯" に最初に伺った時に、休雪先生が、膨大な藁灰のストックの山を前にして、色々と細かく "白萩釉" の調合について、藁灰の水樋や精製の仕方を説明していただいたのだが、何を聞いていたのか殆ど覚えていない始末で、痛恨の極み。「釉調合の基本」や「古陶磁の科学」など引っ張り出して試行錯誤の連続。

最終にと調合した白萩釉の茶碗が3度目の焼成を終えたので、冬を待ちわびる気持ちを込めて「冬葵」と命名して披露しておく。(ちなみにこの花は赤だそうです。)

本日の成果

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茶碗:銘「冬葵」 高さ 90mm 口径 120mm 高台径 45mm 蛸田白萩釉 混練信楽土 焼成 11/08/2012


長歌行  漢・古樂府

青青園中葵,
朝露待日晞。
陽春布德澤,
萬物生光輝。
常恐秋節至,
焜黄華葉衰。
百川東到海,
何時復西歸。
少壯不努力,
老大徒傷悲。


青青たる 園中の 葵,          
朝露 日を待ちて晞(かわ)く。      
陽春 德澤を布(し)き,         
萬物 光輝を生ず。            
常に恐る 秋節の至りて,         
焜黄せる 華葉の衰ふを。         
百川 東のかた海に到るも,        
何(いづ)れの時か 復(ま)た西に歸らん。
少壯にして 努力をせざれば,       
老大になりて 徒(いたづ)らに傷悲せん。 


☆德澤:〔とくたく〕恩沢。恩恵。 
☆焜黄:〔こんくゎう〕黄色く輝く。

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by takodenkama | 2012-11-08 23:06 | 作陶日記 | Trackback | Comments(1)
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Commented by 陶片木 at 2013-02-16 23:19 x
素敵な色ですね。
陶芸でブルーを出したいとおもっていますが
酸化だとなかなか思い通りに出ないです。

今日、休雪先生にお会いしました。
先生のお父様の作品も拝見しました。


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