蛸田窯・作陶日記

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2012年 11月 10日

休雪白は見えて来たのか・・・・・。

そろそろ白萩釉への挑戦は終わりにしたいのだが今日も新たな2点を加えて4点の焼成を試みた。 

先日来5度目の焼成となった1点は、ほぼ白萩釉の掉尾を捉えた感がある、萩陶芸大リーグ参加中に耳にした会話の端々にあったヒント "休雪白はのぼり窯でしか・・・" を忠実に再現してみようとした結果だ。

"のぼり窯" の焼成時間と温度管理は蛸田窯ではとても再現出来る訳が無く焼成時間に関しては分割焼成として合計時間で近づけようと試みている。

焼成温度は回数を重ねるごとに昇温して1230℃から始めて5段回、最終を1275℃前後と踏んでいる。藁灰の量を増やせば増やす程、溶融が困難になり焼成時間が倍増するようだ、それとその粒子が細かければ細かい程白に近くなっていくのが解ってきた。

1回の焼成のピークがほぼ2時間なのでトータル10時間の焼成を目論んでいる。燃料のハイカロ炭は一回に3.7kg必要で合計18.5kg必要となる。

以上の結果が本日披露する茶碗で、 "休雪白" の完成にはさらに倍の焼成時間が必要と予測される・・・・・・・・・・ウムー。

本日の成果

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茶碗:銘「嫦娥」(じょうが)高さ 84mm 口径 110mm 高台径 44mm 蛸田白萩釉 特練信楽土 焼成 11/10/2012


把酒問月   李白
靑天有月來幾時,
我今停杯一問之。
人攀明月不可得,
月行卻與人相隨。
皎如飛鏡臨丹闕,
綠煙滅盡淸輝發。
但見宵從海上來,
寧知曉向雲閒沒。
白兔搗藥秋復春,
姮娥孤棲與誰鄰。
今人不見古時月,
今月曾經照古人。
古人今人若流水,
共看明月皆如此。
唯願當歌對酒時,
月光長照金樽裏。


青天月有りてより來のかた            
我 今杯を停めて 一たび之に問う        
人は明月を攀ず(よ)ずる 得可(うべ)からず    
月行却って人と相随(したご)う          
皎(こう)として飛鏡の丹闕に臨む如く       
綠煙滅し盡して 淸輝發す            
但だ見る 宵に海上より來るを          
寧(な)んぞ知らん 曉に雲閒に向って沒するを   
白兔(はくと)藥を搗きて 秋復た春        
姮娥(じょうが)孤棲(こせいして)誰とか鄰(となり)す
今の人は見ず 古時の月             
今の月は曾經(かつ)て 古人を照す        
古人今人 流水の若(ごと)きも          
共に明月を看る 皆此(かく)の如し        
唯だ願う 歌に当たり酒に對するの時       
月光の長く金樽の裏(うち)を照らさんことを    


☆丹闕(たんけつ)赤く塗った門                                         
☆嫦娥(じょうが)不死の仙薬を盗んで飲み、月に奔った、という伝説に因り、白ウサギ(玉兎)が不死の薬を搗いている。

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by takodenkama | 2012-11-10 23:01 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
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