2005年 12月 10日
土曜日(晴れ)4℃ 昨日は工房の大掃除をやった、丁寧に隅々まで雑巾掛けして大変に気持ちよくなった。 私の場合は工房といってもリヴィングの一部分なのでたいした事は無いのだが、粘土や釉薬の細かな粉が一掃されて、目の前のもやもやが晴れたような清々しい気分になる。 それに窯場の片付けや、倉庫の棚卸しも纏めて出来た、窯もビニールシートで包んだので、これで今年の作陶は完全に終わった事になる。 一昨日には、河村暢朗氏の陶芸展を見に出掛けた、いつもの窖窯焼成による焼締の作品が殆どだが少し釉薬を使った茶碗などもあった。 工務店を経営されているのに、作陶は伝統工芸展にも入選されているほどの方で、いつもながら感心させられる事しきりである。 私も焼締の魅力に大いに惹かれているのだが、蛸田窯での焼成には限度があるので歯痒い思いをしている。 来年は少し窯を工夫して、なんとか挑戦したいと考えている。特に棚板に関しては工夫の必要性を痛感している次第だ。 この作品は、「郷夢」、「雪菜」と同じ釉薬を還元で焼成したものだ。 茶碗:銘「萎蕤」アマドコロ 高さ 8.0cm x 口径 11.2cm x 高台径 4.8cm 御本手土 緑白流紋窯変釉 焼成'05.7.28 *P.S 河村暢朗氏と云えば、10年ほど前に陶芸展のDMをお手伝いした事があった、そのDMに引用した詩句を今でも覚えている。それは趙甌北の「論詩」の引用で、4字目の”語”を”陶”に読み換えて借用した。 少時学陶(語)苦難円 只道工夫半今全 到老始覚非力取 三分人事天七分 この意味は”努力即成功は自己過信” ”人事を超す天命こそ大切”となる。う・・・ん。
by takodenkama
| 2005-12-10 09:13
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