2014年 06月 02日

新しい釉薬

半年ぶりの更新です。

作陶10年が過ぎたので、今年は個展の予定を入れていません。
現在は、じっくり新しい釉薬の調合を試みています、赤、黒、白の三色に主に取り組んでいます。
作品のストックは少しは出来ていますので、その成果を徐々に披露してゆきたいとおもいパソコンを開いています。

まずは黒、今までの蛸田黒は1200℃前後での引出しが必要でしたが、新しく調合したものは1220℃くらいの焼成で引出しの必要は無く焼成の安定性が確保出来ます。しっとりとした半艶調で独特の手触り、とても良い出来の釉薬に仕上がりました。素焼きをせずに、主に生掛けで施釉しています。

本日の成果

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茶碗:銘「碧巖」(heki-gan) 高さ 87mm 口径 118mm 高台径 47mm 蛸田黒No.2 信楽赤土 焼成30/05/2014


宿清溪主人 李白

夜至清渓宿、
主人碧巖裏。
簷楹挂星斗、
枕席響風水。
月落西山時、
啾啾夜猿起。


夜になって 清渓にとうちゃくして宿を求めた。
主人は碧(みどり)の厳窟の中にすんでいた。 
軒の柱のあいだに星がかかり。        
寝床に風の音と水の音とがひびいて来た。   
月が西の山に落ちた時、           
かなしいかなしい猿のなき声が起った。    


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茶碗:銘「月傍」(getsu-bou) 高さ 66mm 口径 142mm 高台径 48mm 蛸田黒No.2 信楽赤土 焼成30/05/2014


春宿左省   杜甫

花隱掖垣暮
啾啾棲鳥過
星臨萬戸動
月傍九霄多
不寢聽金鑰
因風想玉珂
明朝有封事
數問夜如何

花は隠として掖垣(えきえん)暮れ  
しゅうしゅうとして棲鳥過ぐ     
星は万戸に臨んで動き        
月は九霄(きゅうしょう)に傍うて多し
いねずして金鑰(きんやく)を聴き  
かぜに因よりて玉珂(ぎょくか)を想う
明朝 封事(ふうじ)有り      
数しば問う 夜如何と        


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by takodenkama | 2014-06-02 16:05 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
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