蛸田窯・作陶日記

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2014年 11月 20日

紅葉狩

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東福寺/通天橋

日曜日には青春の想い出が一杯詰まった東福寺へ妻女と紅葉狩りに出かけた。
そして、かっての下宿先の 大機院 も久しぶりに訪ねてみた、今は住職も代替わりされていて
挨拶はしなかったが、学生時代のことがまさに走馬灯のごとくによみがえって来た。
隣の通天橋の懸かる溪、洗玉澗は美しく紅葉していて、大変な人出で賑わっており、今とは違い、訪れる人もまばらで、壮大で静謐な
気の漂っていた昔がとても懐かしく思い出された。

紅葉に習って赤楽の茶碗と、改良蛸田黒の茶碗を2点焼成したので披露。

赤楽の茶碗は京黄土の発色が今一でもう少し素焼きの温度を上げるべきだった、これは850℃
蛸田黒は1220℃で引き出し、少し艶を押さえた黒を目指しているが釉薬が薄く調子が出ていない。
ベンガラをかなり多く入れたので少し濡れているような手触りでなんだか面白い雰囲気になって来ている、完成までもう少しの所だ。

本日の成果

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茶碗:銘「閑適」高さ 92mm x 口径 118x138mm 高台径 52mm 京黄土/楽薬 信楽・楽土 焼成 Nov/20/2014


食後  白居易
食罷一覺睡
起來兩甌茶
擧頭看日影
已復西南斜
樂人惜日促
憂人厭年★
無憂無樂者
長短任生涯


食罷(お)わりて一覚(ひとたび)の睡り    
起き来たりて両甌(ふたはち)の茶      
頭を挙げて日の影を看るに         
已(すで)に復(ま)た西南に斜(かたむ)けり 
楽しき人は日の促(あわただ)しきを惜しみ  
憂うる人は年の賖(なが)きを厭(いと)う   
憂いも無く楽しみも無き者は         
長きも短きも生涯に任(まか)す       


*閑適=酒、琴、詩を愛する適度な快楽のある生活を実践した白居易が目指した作詩の世界。  


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茶碗:銘「夜歌」高さ 89mm x 口径 125mm x 高台径 48mm 蛸田黒No.02 信楽・楽土 焼成 Nov/20/2014


  夜歌       韓愈 
  靜夜有清光,閑堂仍獨息。
  念身幸無恨,志氣方自得。
  樂哉何所憂,所憂非我力。


  静かなる夜に清らかなる光あるに  
  ひそまれる堂になおひとり居ぬ   
  想うに身はさいわいに恨むことなく 
  志気はまさにみずからかなえり   
  楽しいかな なんの憂えるところぞや
  憂えるところは我が力にあらず   

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by takodenkama | 2014-11-20 20:59 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
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