蛸田窯・作陶日記

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2015年 09月 06日

引き出し黒茶盌 (一)


再起動

半年間の休養を終わらせ、愈々として再起動に取り組む。
手始めに、春に焼成してそのまま放っていた茶盌の写真を撮り披露しておく。

引き出し黒茶盌で1280℃と高温での引き出しで器体の艾土の状態も蛸田黒釉の
艶もなかなかによく引き締まっていて面白い味わいと成った。

しばらく、つや消し状態の黒釉を追求していたので、このような艶の在る黒茶盌は
いつ以来だろうか・・・・・・・。

本日の成果

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茶盌:銘『玄妙』 
高さ 82mm x 口径 125x130mm x 高台径 68mm 釉薬:蛸田黒 土岐艾土 焼成 04/25/2015

巌前独静座 円月當天耀
萬象影現中 一輪本無照
廓年神自清 含虚洞玄妙
因指見其月 月是心枢要

厳前(がんぜん)に 独り清坐(せいざ)すれば    
円月 天に当たりて輝く            
万象(ばんしょう), 影 現わるる中         
一輪 本より照らす無し           
廓然(かくねん)として神(しん・心)自ずから清く
虚(きょ)を含みて玄妙 洞(ふか・深)し     
指に因(よ)りて 其の月を見れば        
月は是れ 心の枢要              


寒山( 唐代の僧,生没年未詳)

*一輪本無照 = 月は本来何かを照らそうとしていない

* 玄妙 = 幽玄微妙









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by takodenkama | 2015-09-06 08:17 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
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