2008年 02月 29日
金曜日(晴)7℃ 1300℃オーバーを6回の焼成を終えて "砂の器" が完成した。 今日は先日来の2点と、新しい物1点の焼成を行った、ほぼ想定どうりに焼き上がった。 目標としていた緋色、見込みの色の乗り、ほんの少しの景色など計画に沿った焼成を実施する事が出来た。 使用したハイカロリー炭はほぼ20kg、体力と労力、それに時間と中々物入りな焼成だった。 本日の成果 茶碗:銘「沙暖」高さ 7.1cm x 口径 10.8x11.2cm x 高台径 4.8cm 黄の瀬原土・御本手土 焼成 '08/2/29 絶句 杜甫 遅日江山麗 春風花草香 泥融飛燕子 沙暖睡鴛鴦 遅日[ちじつ] 江山[こうざん]麗[うるわ]しく 春風[しゅんぷう] 花草[かそう]香[かんば]し 泥[どろ]融[と]けて 燕子[えんし]飛[と]び 沙[すな]暖[あたた]かにして 鴛鴦[えんおう]睡[ねむ]る 茶碗:銘「偶成」高さ 7.8cm x 口径 9.8cm x 高台径 4.6cm 古信楽窖窯土 焼成 '08/2/29 右側面(飲み口)の景色となった溶融した藁。 偶成 朱熹 少年易老学難成 一寸光陰不可軽 未覚池塘春草夢 階前梧葉已秋声 偶成[ぐうせい] 少年[しょうねん]老[お]い易[やす]く 学[がく]成[な]り難[がた]し 一寸[いっすん]の光陰[こういん] 軽[かろ]んずべからず 未[いま]だ覚[さ]めず 池塘[ちとう]春草[しゅんそう]の夢[ゆめ] 階前[かぜん]の梧葉[ごよう] 已[すで]に秋声[しゅうせい] 一回目の焼成を終えた新しい砂の器。
by takodenkama
| 2008-02-29 16:41
| 作陶日記
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