2015年 10月 29日
紅葉には少し早いので、夜な夜な煌煌と渡り往く月を愛でながら、 漆黒の闇の深さに想いを馳せ 飴釉の器を少し焼いてみた、 驢蹄口(茶入)、棗、徳利、盃と茶碗2点。 茶碗は、古信楽窖窯土で捻ったものに皮鯨風に飴釉と松葉灰釉で景色附け1280℃で焼締めてみた。 釉の雪崩や石爆ぜ、見込みの景色も想定通りとなり好みの出来となった。 焼締りの状態は色、寸法、重さ的にも適度の物と成り喫茶を満喫できそうだ。 現在読んでいる「漢字学」(阿辻哲次)から「説文」、「蒼頡」の名をいただいて銘々。 漆黒の驢蹄口(茶入)、棗、徳利、盃は次回に披露。 本日の成果 * かわくぢら=茶碗や皿の縁に鉄釉をかけて焼成すると黒っぽい茶褐色に変色し、その色が鯨の皮身に似ているところからこの名がある。 唐津に始まりその後各地に広まった。 #
by takodenkama
| 2015-10-29 13:09
| 作陶日記
2015年 10月 04日
今月は月初から良いことがあった、いつも応募してなかなか購入機会をゲット出来ない
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by takodenkama
| 2015-10-04 20:17
| 作陶日記
2015年 09月 25日
9月21日は今秋一番の好天となった。 再起動の窯焚きは1200℃の引き出し黒を中心にセレン赤の焼成も試みた。 当日、写真が撮れず、夜の室内光では発色が困難で写真に成らないので、今日曇天ではあったが 自然光線で1枚撮って見た。満足な出来ではないので後日再撮影にゆだねる。 村田珠光の「心の文」から初心の大切さと、巧者の我慢、我執を戒める言葉に同調して、 銘は「我執」(がしやう)と決めた。 茶碗:銘「我執」 高さ 92mm x 口径 124mm x 高台径 50mm セレン赤釉 信楽赤土 焼成 Sep/21/2015 心の文 殊(珠)光 此道、第一わろき事ハ、心のがまむ(我慢)がしやう(我執)也。 こふ(巧)者をばそねミ、初心の者をバ見くだす事、一段無(二)勿躰(一)事共也。 こふしやにハちかづきて一言をもなげき、又、初心の物をばいかにもそだつべき事也。 此道の一大事ハ、和漢のさかいをまぎら(粉)かす事、肝要肝要、ようじん(用心)あるべき事也。 又、当時、ひゑかるゝと申て、初心の人躰が、びぜん(備前)物しからき(信楽)物など をもちて、人もゆるさぬたけくらむ(闌暗)事、言語道断也。 かるゝと云事ハよき道具をもち、其あぢわひをよくしりて、心の下地によりてたけくらミて、 後までひへやせてこそ面白くあるべき也。 又さハあれ共、一向かなハぬ人躰ハ、道具にハから(拘)かふべからず候也。 いか様のてとり風情にても、なげく所、肝要にて候。 たゝがまんがしやうがわろき事にて候。又ハ、がまんなくてもならぬ道也。 銘道ニいわく、心の師とハなれ、心を師とせざれ と古人もいわれし也。 #
by takodenkama
| 2015-09-25 16:43
| 作陶日記
2015年 09月 22日
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by takodenkama
| 2015-09-22 07:38
| 作陶日記
2015年 09月 06日
半年間の休養を終わらせ、愈々として再起動に取り組む。 手始めに、春に焼成してそのまま放っていた茶盌の写真を撮り披露しておく。 引き出し黒茶盌で1280℃と高温での引き出しで器体の艾土の状態も蛸田黒釉の 艶もなかなかによく引き締まっていて面白い味わいと成った。 しばらく、つや消し状態の黒釉を追求していたので、このような艶の在る黒茶盌は 寒山( 唐代の僧,生没年未詳) *一輪本無照 = 月は本来何かを照らそうとしていない * 玄妙 = 幽玄微妙 #
by takodenkama
| 2015-09-06 08:17
| 作陶日記
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