蛸田窯・作陶日記

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2018年 07月 18日

角茶入「來往」

先日来の ”匣シリーズ” の続きで、今まであまり目にすることが無かったのだが、角茶入を作ってみた。

これは刳抜ではなく板寄せで挑戦した、焼き色が少し浅めだがゴツゴツしていて面妖!
蓋も素麺の箱を分解して作ってみた、漆も厚く仕上げてそれなりの雰囲気を狙っている。

そのうちに、仕覆も簡単そうなので是非自分で縫ってみたいと思うが作法どうりに扱えるか少し疑問だ………。

本日の成果
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茶入:銘「來往」らいおう 高さ65mm x 口径20mm x 幅 56mm x 奥行 56mm 古信楽窖窯土 焼成 July 10 2018

孟城坳 裴迪

結廬古城下

時登古城上

古城非疇昔

今人自來往


いおりをむすぶ こじょうのもと

ときにのぼる こじょうのうえ 

こじょう ちゅうせきにあらず 

こんじん おのずかららいおうす


  • 疇昔昨日という意味もあるが、ここでは過日。昔。












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# by takodenkama | 2018-07-18 08:32 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 17日

祇園会前祭山鉾巡行

今日は祇園祭の山鉾巡航、とてもこの日に相応しい好天に恵まれ大勢の人出とTVでは伝えている。

20年ほど前には両替町の角に事務所があって、この時期いつも見物していたので今はもう見ることは無い。
その後、高山に単身赴任していたので、高山祭も授業の関係で、春、秋ともよく見せて頂いた。

私は大津の生まれなので、小学生の頃から大津祭に親しんでいてこれらの三つの祭り特有の囃子の違いや
調子についてもとても興味深く蘊蓄をもっている。いづれも大好きでノスタルジックな気分を呼び起こさせる。

さて、2点披露していなかったのでUPしておく

本日の成果
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茶碗:銘「風日」ふうじつ 高さ 60mm x 口径 136x142mm x高台径 45mm 蛸田青秞 信楽土 焼成 July 10 2018

擬古         李白
今日風日
 明日恐不如
春風笑於人 何乃愁自居
吹簫舞彩鳳 酌醴鱠
千金買一醉 取楽不求餘
達士遺天地 東門有ニ疏
愚夫同瓦石 有才知卷舒
無事坐悲苦 塊然涸轍魚

古のうたに擬(なぞら)えて今日(こんにち)風日(ふうじつ)好ろし          

明日(みょうにち)は恐らく妙(し)かざらん                    

春風(しゅんぷう)は人に向かって笑う                       

何(なん)ぞ乃(すなわ)ち愁(うれ)いて自(み)ずから居(い)るやと       

簫(ふえ)を吹いて彩(あや)ある鳳(おおとり)を舞わしめ             

醴(あまざけ)を酌みて神(たえ)なる魚を鱠(なます)とせん            

千金をもて一醉(いっすい)を買い                         

楽しみを取(もと)めて余(あと)を求めず                     

達(すぐ)れし士(ひと)の天地を遺(す)てたるためしは              

東門にニ疏(そ)あり                               

愚かなる夫(おのこ)は瓦と石に同(ひと)しく                   

才有るもののみ卷舒(けんじょ)を知る                       

坐(い)ながらに悲しみ苦しみて                          

塊然(かいぜん)として涸(か)れたる轍(わだち)の魚のごときを事とする無からん  



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茶碗:銘「清晨せいしん 高さ 54mm x 口径 148mm x 高台径 45mm 青磁秞 いど土 焼成 July 10 2018

題破山寺後禅院    (常建)

   

   清晨入古寺  初日照高林  

   竹逕通幽處  禪房花木深  

   山光悦鳥性  潭影空人心  

   萬籟此都寂  但餘鐘磬音  


破山寺の後の禅院に題(しる)す             

清き晨(あした)に古き寺に入れば            

初(ほの)かなる日は高き林を照らす           

竹のしたの逕(みち)は幽(ふかき)処に通じ       

禪房(ぜんぼう)には花木(かぼく)の深し        

山の光は鳥の性(せい)を悦ばしめ            

潭(ふち)の影(ひかり)は人の心を空しくす       

萬籟(ばんらい)は此(ここ)に都(すべて)寂(ひそ)まり

但(た)だ鐘磬(しようけい)の音を餘すのみ       





















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# by takodenkama | 2018-07-17 10:24 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 15日

匣、函、筥、筐、笥、箱

今回始めて焼成した角匣シリーズの銘々のヒントとして漢字の成り立ちを調べてみた。


匣、函、筥、筐、笥、箱を漢和辞典で調べてみたが詳らかには解らない、はこ構え、

うけはこ等あるが広辞苑、古語辞典、新字源を駆使しても望んでいる回答には程遠い

結果で一字一字の成り立ちや、会意の解明には至らず一寸残念な気がする。


気を取り直して「新唐詩選続編」を紐解くと韓愈の「出門」なる詩にに出会うことが

できた。その中から未夷(みい)、幽(ゆうどく)、参差(しんし)此の三語を新

匣シリーズの命名として登庸することとした。


本日の成果


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参差」      」      未夷
陶匣:銘「参差」しんし  高さ 63mm x 幅 57mm x 奥行き 57mm 焼締 古信楽穴窯土 焼成 July 11 2018
陶匣:銘「」ゆうどく 高さ 65mm x 幅 55mm x 奥行き 55mm 焼締 古信楽穴窯土 焼成 July 11 2018
陶匣:銘「未夷」みい   高さ 65mm x 幅 60mm x 奥行き 60mm 焼締 古信楽穴窯土 焼成 July 11 2018



出門       韓愈

長安百萬家,出門無所之

豈敢尚幽獨,與世實參差

古人雖已死,書上有其辭

開卷讀且想,千載若相期

出門各有道,我道方未夷

且於此中息,天命不吾欺


長安には百萬の家あれど、われ門を出でて之(ゆ)く所無し

豈に敢えて幽(しず)かなる獨(ひと)りいを尚(この)まんや、

世と實に參差(しんし)なればなり

古人已に死すと雖(いえど)も、書(ふみ)の上に其の辭(ことば)有り

巻を開きて讀み且つ想えば、千載のもと相い期するが若(ごと)し

門を出でては各々道有れど、我が道は方(いま)や未だ夷(たいら)かならず

且く此の中(うち)に於いて息(いこ)わん、天命は我を欺(あざむ)かじ

参差(しんし)  世の中の常識と私(韓愈)の考えとが食い違っている。

(ゆうどく) 逃避的な独居は好む所ではない。

未夷(みい)   歩む人が少なく、未だ不安定な道である。



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# by takodenkama | 2018-07-15 10:03 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 14日

梅雨明け


梅雨は明けたようだ、列島各地では大雨による未曾有の甚大な被害が報告され心穏やかならずの日々が続いている。

京都では鉾建てや、曳き初めの話題が飛び交い、祇園囃子を習う子供たちの様子が聴こえてくる、愈々あの季節だ

そう「夏日」だ、陶芸を始めた頃には此の季節、セレン赤に魅せられていろいろと挑戦を繰り返していた・・・・。


前回の個展以来、懸案の建盞の焼成に挑戦し続けている。用土を調整し、釉薬を調合し焼成を工夫して結果を求め

ている、燃料が代わったので窯の様子も少し変更してみたいのだが、此の暑さにめげて未だ果たせていない、残念!


本日の成果

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茶碗:「好雨」こうう 高さ 53mm x 口径 148mm x 高台径 43mm カリ長石釉 井戸土 焼成 July 10 2018

春夜喜雨     杜甫
好雨知時節、当春乃発生
随風潜入夜、潤物細無声
野径雲倶黒、江船火独明
暁看紅湿処、花重錦官城
好い雨は時節を知り、春に当たって発生す 
風に随い夜に潜入し、物を潤して細く声なし
  野の径は雲とともに黒く、江船の火は独り明かし
暁に看る紅の湿るところ、花は重し錦官城 

成都は春になるといつも夜に静かな雨が降る。
雨に潤されて木は緑になり花が開く。    
        夜の雨は暗いが朝になると日が 差して紅の花はしっとりと輝く。
 つぼみはだんだん重くなって花開くのである。 
 まさしく錦のような街となる。        
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茶碗:「涕泗」ていし 高さ 45mm x 口径 148mm x 高台径 45mm 天竜寺青磁釉 井戸土 焼成 July 10 2018

「登岳陽楼」   杜甫 
昔聞洞庭水 今上岳陽楼 
呉楚東南拆 乾坤日夜浮 
親朋無一字 老病有孤舟 
戎馬関山北 凭軒涕泗流 

昔聞く洞庭の水、今上る岳陽楼     
呉楚は東南に拆(さ)け、乾坤は日夜浮ぶ 
 親朋は一字もなく、老病にして孤舟のみ有り
戎馬は関山の北、軒にもたれれば涕泗流る












 

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# by takodenkama | 2018-07-14 14:49 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 12日

試行錯誤

試行錯誤は延々と続いている・・・・・。
十年以上慣れ親しんだ燃料との決別は思いの外、混迷を極めた、
数多の廃棄物の上に新たなる焼成品が確認されつつある、そろそろ
成果を披露するべき時期に成って来た。
次回の発表の場を来年の春に定めてストックを始めている。

以前ならば、とても容易な行為そのものが、加齢の故もあって、とても困難になり
屢々、自己嫌悪に苛まれ、のたうち回り、嘔吐している・・・惨めだ!!!

めげずに、本日の成果。
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茶碗:銘「長短」ちょうたん 高さ 50mm x 口径 150mm x 高台径 45mm 蛸田黒(消し)楽土 焼成 July/10/2018

「食後」     白居易

食罷一覺睡 起來兩甌茶


舉頭看日影 已復西南斜


樂人惜日促 憂人厭年


無憂無樂者 長短任生涯



食(めし)罷(おわ)りて一覺(たび)の睡(ねむ)り  


 起(お)き来(き)たりて兩甌(ふたはち)の茶(ちゃ)  


頭(あたま)を挙(あ)げて日の影(かげ)を看(み)るに


 既(すで)に復(また)西南(せいなん)に斜(かたむ)けり


      楽(たの)しき人(ひと)は日(ひ)の促(あわただし)きを惜(お)しみ


 憂(うれ)うる人(ひと)は年の(なが)きを厭(いと)う


   憂(うれ)いも無(な)く楽(たの)しみも無(な)き者(もの)は


   長(なが)きも短(みじ)きも生涯(しょうがい)に任(まか)す




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茶碗:銘「卑濕」ひしつ 高さ 60mm x 口径 150mm x 高台径 48mm 焼締 古信楽穴窯土 焼成 July/11/2018

八月十五日夜、禁中獨直、對月憶元九  白居易


銀 臺 金 闕 夕 沈 沈

宿 相 思 在 翰 林

三 五 夜 中 新 月 色

二 千 里 外 故 人 心


渚 宮 東 面 煙 波 冷

浴 殿 西 頭 鐘 漏 深

猶 恐 清 光 不 同 見

江 陵 卑 濕 足 秋 陰


ぎんだいきんけつゆうべちん ちん   

どくしゅくそうしかんりんにあり   

  さんご やちゅう しんげつのいろ    

 にせんりがい こじんのこころ     

   しょきゅうのひがしのへに えんばひややかに

  よくでんのにしのへに しょうろはふかし 

     なほおそるせいこうを おなじくはみざるを   

    こうりょうはひしつにして しゅういんおおし 



























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# by takodenkama | 2018-07-12 21:55 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 04日

初窯出し

今日は”清明”、野山に出掛けて踏青を楽しむ季節。

窯のリニューアルも出来たのでいざ焼成と思ったが、昨年メーカーがハイカロ炭の製造を止めたので、
代替えの燃料を模索中だ、なかなか適当なものが見つからず試行錯誤の途中、失敗ばかりで思いあぐねて
僅かばかりのストックのハイカロ炭を使って焼成してみた。

窯の材料も近くの陶芸材料店に頼んだら、従来のセラミックボードからイソウールに代わって納品されたので
こちらもテスト焼成が必要となった。

焼成は下段の匣に井戸/焼締・カリ長石、上段には蛸田黒を配して1250℃を目標に点火、さすがに扱いなれた
ハイカロ炭は快調に昇温して問題なく焼成出来た。2点とも3度目の焼成で前の2回は普通の炭で焼成した為
1200℃程度しか温度が上がらず生焼けの状態だったのでこれですっきりとした。
 
蛸田黒は1250℃抽出し、井戸は焼き閉めの後、カリ長石釉、これらは遅まきながら本年の初窯出しとなった。

本日の成果。

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茶碗:銘「真人」しんじん 高さ 90mm x 口径 120mm x 高台径 50mm 蛸田黒釉 土岐艾土 焼成 04/Apr/2017

「真人なる者は、水に入って濡れず、火に入って爇けず、雲気を陵ぎ、天地とともに長久なり」
「真人」:万物の主宰者、造物主(道教)
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茶碗:銘「三才」さんさい 高さ 68mm x 口径 148mm x 高台径 46mm カリ長石釉 釜土赤土 焼成 04/Apr/2017

易之爲書也 廣大悉備 有天道焉 有人道焉 有地道焉
易の書たるや 広大にして 悉く備わる 天道有り焉 地道有り焉 人道有り焉
「三才」:万物を天と地と人の三つの領域に分けること。



















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# by takodenkama | 2017-04-04 13:17 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 02日

再起動



弥生になった・・・冬眠を永く続け過ぎたようだ、雨水も過ぎて季節は啓蟄。

懶惰な生活に区切りを付け、再起動するべく老躯に鞭打って素焼きに取り掛かった。


今年の初め頃から少しずつ茶盌は捻っていたので20点程ストックがあったので

1年振りに蛸田工場に火入れしてみた、LPGも古い残鐸を絞りきっての焼成と成った、

それでも650度まで上がったので、ちょっと軽めだが火を止めた。

急いで蛸田窯をリニューアルしなければ・・・・・・・本番の焼成が楽しみだ。

本日の成果。

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# by takodenkama | 2017-03-02 15:55 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 17日

洛西秋色

2004年に始めた作陶も12年目を終わらんとしている。

今年は春の ”第4回兀兀展” を終え 追加注文 や 配送 を済ませた頃から急速に作陶意欲が削がれだし、日々、
酒浸りの懶惰な生活をおくっている。

茶碗を10点ほど捻ってみたものの素焼きすら手に着かずこのまま越年することになるのか・・・・・???。

先日も明日香に出掛けたり、また今日は紅葉狩りに近くの寺まで散策して鋭気を養ってみようと試みている
例年になく紅葉が綺麗との巷の噂を信じて、凛厳として清閑な雰囲気を漂わせている菩提寺”花の寺”を訪れた。

期待に違わず、愁色に閉じ込められたかのような、杪莫としておおらかで朽ち果てそうな佇まいの古刹にも三々五々
人の気配があり紅葉も美しく色着きとても満ち足りた気分に浸ることができた。

まずは窯の修復から着手しなければと・・・・・・・・・・・・。

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風情の愈や増す ”花の寺” 大原野/勝持寺 (photo by gotsugotsu)


酔中對紅葉    白居易
       

臨風杪秋樹  風に臨む杪秋の樹     
対酒長年人  酒に対す 長年の人    
酔貌如霜葉  酔貌は 霜葉の如し    
雖紅不是春  紅なりと雖も 是れ春ならず














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# by takodenkama | 2016-11-17 11:14 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 09日

明日香、キトラ、石舞台

キトラ古墳「四神の館」の特別公開が始まったので、初秋の奈良は明日香村へ妻女の運転するGiuliettaで出かけた。

キトラ古墳で最も重要な壁画として位置づけされる天井部に描かれた星座にまつわるロマンにとても惹かれるものがあり、是非、ひと目見ておきたいとの衝動に駆られ事前申込を済ませ勇躍出掛けた。
此の天文図は日本の学者の考証により何時、何処で観測された星座といった推定がなされており大いに学究的な興味を抱かされトキメキを秘めている。

奈良は前回、正倉院展に出かけて以来だ、それに私にとってとても意外だが明日香方面は初めてなので、まず行きたかったのが石舞台古墳、伝説の蘇我馬子墓所ともいわれている、とてもスケールの大きな石組み、墓所としてはその広大な石室に圧倒される。
奈良には小中学生の頃より屢々出掛けているのに何故ここまで来ていなかったのかとても残念に思った。此の石組によるダイナミックな造型を目の当たりにすることは、若い頃の私には必ずや何かを与えてくれたであろうと思う・・・・・。

奈良といえば「興福寺」詣では外せない、6年前にリニューアルされた「国宝館」に翌日、朝一番に出掛け国宝の八部衆、五部浄像や阿修羅像にも久々に逢うことができた。
以前とは随分異なった立派な展示室となっており此の寺院の人気の程がよく解る、この日は五重塔が特別公開されており人の列が出来ていたが国宝館はヒッソリとしており静かにあまたの仏像と対峙することができとても充実した時を過ごすことができた。

その後はのんびりと地道を走り宇治・槙島のbrio ristoranteで美味しいランチをいただき帰って来た。



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石舞台古墳 Photo by GOTSUGOTSU










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# by takodenkama | 2016-10-09 13:07 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 17日

梅雨

夏茶碗は自分で使用する目的に合致しなかったのであまり熱を入れて作ってなかったが、
先日の個展の時に、何時も求められているのは朝顔や井戸や建戔が多いことに気づいた。

販売を目的として作陶しているわけではないが、手許に残っているものの中にその種の
良品が殆ど無く、ほぼ出払っている事実に愕然とした・・・・・・・。

個展はこれが最後になるだろうと内心決めていたので、なんだか心残りが・・・・・。
遠路お運びいただいているにもかかわらず、人の心を斟酌できずに十数回も個展を開いて
いたとは・・・、とても慚愧の念に耐え難い所作だった、その事に今日気づくとは・・・。

これでまた新たに作陶できる命題が得られた訳で、梅雨時の作陶意欲に結びつけようと
している今日この頃。


新作を一点披露。
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茶碗 :銘「驟雨」しゅうう 高さ 55mm x 口径 150mm x 高台径 45mm 天龍寺青磁釉 釜戸赤土 焼成 Jun/05/2016

五言律詩                            
封雨書懐走邀許圭簿 雨に対して懐を書し走らせて許主簿を邀(む)かう

東嶽雲峰起  東嶽(とうがく)雲峰(うんほう)起(おき)る      
溶溶滿太虛  溶溶(ようよう)として太虛(たいきょ)に滿(み)つ   
震雷翻幕燕  震雷(しんらい)に幕燕(まくえん)翻(ひるがえ)り   
驟雨落河魚  驟雨(しゅうう)に河魚(かわうお)落(お)つ      
座對賢人酒  座(ざ)に對(たい)す賢人(けんじん)の酒(さけ)    
門聽長者車  門(もん)に聽(き)かんとす長者(ちょうじゃ)の車(しゃ)
相邀愧泥濘  相(あい)邀(むか)うる泥濘(でいねい)を愧(はず)   
騎馬到階除  馬(うま)に騎(またが)って階除(かいじょ)に到(いた)る











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# by takodenkama | 2016-06-17 09:26 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)