蛸田窯・作陶日記

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2009年 10月 30日

青磁水指

金曜日(晴)25℃

昨日に続いて酸化焼成の結果披露。

釜戸もぐさ土を使っての水指の整形はなかなか困難だった。 共蓋を入れての高さは18センチだが、
本体の高さは15センチきっかりで、目標は本体のみで18センチは欲しかったのでそれ以上に挽いておいたのですが・・・。 
特に上下方向には乾燥時に収縮が激しく、また口縁部の落とし込みも相当気を使って仕上げたが小さな皹が一カ所入ってしまった。
撮みが少し大きかったかもしれないが、全高が収縮してしまった結果なのでお見逃しいただきたい。

白い土灰釉の茶入れは少しサイズが大きくなってしまっているが、掛け花生けにでもトラバーユさせていただいたらどうでしょうか・・・。
上掛けはカリ長石/松葉灰釉です、これは蛸田窯で焼成したものです。

この茶碗の釉薬は、新しい試みのカリ長石釉に松葉灰を加えたもので、前回のテストで少し流れすぎたので調整してみたものです。これに黄土を加えタンパをさすと黄瀬戸になるかも・・・。
土の味がほとんど出ていないので次回はもっと薄く掛けてみたいと思っている。この釉は今回水指2点の内掛けにも使っています。

悲喜こもごもな酸化焼成。

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青磁水指:銘「嬾發」 高さ 181mm x 口径 128mm x 外径 168mm 高麗青磁釉 釜戸もぐさ土  焼成 '09/10/29

魏王堤   白居易

花寒嬾發鳥慵啼,
信馬閒行到日西。
何處未春先有思,
柳條無力魏王堤。

花は寒くして發(ひら)くに嬾(ものう)く鳥は啼くに 慵(ものう)し,
馬に信(まか)せて閒行 日 西するに到る。              
何(いづ)れの處か 未だ春ならずして 先づ思ひ有る,         
柳條 力 無し 魏王堤。                       


*嬾發(らんほつ): ひらくにものうし、開くのを躊躇っている。


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茶入:銘「強酒」 高さ 77mm x 口径 33mm x 外径 92mm 底径 38mm 土灰釉 艾土 焼成 '09/10/28

強酒      白居易
若不坐禪銷妄想,
即須吟醉放狂歌。
不然秋月春風夜,
爭那閒思往事何。
 

若(も)し 坐禪して  妄想を 銷(せう)せずんば,             
即(すなは)ち 須(すべか)らく 吟醉して  狂歌を 放(ほしいまま)にすべし。
然(しか)らずんば  秋月 春風の夜,                     
爭(いか)でか 閒に 往事を 思ふを 那何(いかん)せん。           



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茶盌:銘「」高さ 96mm x 口径 125mm x 高台径 52mm  カリ長石/松葉灰釉 釜戸もぐさ土 焼成 '09/10/29

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by takodenkama | 2009-10-30 20:20 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
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