蛸田窯・作陶日記

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2012年 09月 05日

萩陶芸大リーグ Ⅱ

萩陶芸大リーグに参加して(2)

参加雑感

参加する切っ掛けは、以前にこの企画に参加された東京在住の女性のブロッガーukkyさんが体験記をアップされているのを読んで、機会があれば是非チャレンジしてみたいと、漠然と思っていたところ、今夏、3回目が開催されると、その方のブログで知り、駄目元で(高齢なので)申し込んでみたところ幸運にも参加が許されることになった。皆さんありがとう・・・・多謝。

出掛けるにあたって、"萩焼" のイメージとして持っていたのは白萩釉、井戸茶碗、鬼萩、三輪休和、三輪寿雪、三輪龍作、坂高麗左衛門、など漠然としたもので、茶の世界で、古来言い古されている一楽、二萩、三唐津のイメージに合った萩茶碗は殆ど観たことがなかったし知らなかった。
又、手元にある 原色日本の美術(小学館)、 陶器全集(平凡社)、日本の美術(至文堂)を少し調べてみても特徴的な萩茶碗は見当たらないし、夙に有名な作品は見出し得なかった。

そんなノー・イメージで8月17日、初めての萩に向かった。
小京都と呼ばれているだけあって、京都に住んでいる私にも、いい雰囲気の伝わってくる街並み、佇まいで、今夏訪問した鹿児島・知覧の街並や、熊本の武家屋敷町を彷彿とさせる、とても情緒豊かな古都があった。
萩商工部観光課と萩陶芸家協会の肝入りの企画で、開校式を迎えるや、その熱意はすぐに伝わって来た、受け入れ先の窯元が21軒も有り既に48名の受講生の配属が決まっていた、
窯元の規模で受け入れ人員の数も1〜6名とそれぞれ割り振られており、萩の陶芸作家たちの意気込みも伺い知ることができた、こんな立派な企画は京都ではとても無理だろうと直ちに主催される皆さんの熱い思いを汲み取ることができた。

配属先の窯元については事前に何の知識も持ち合わせておらず、萩のイメージで紹介した作家で、唯一人現役で活躍されている"十二代休雪先生"の所に弟子入りすることになっており、この幸運にとても驚き感謝した。 東京芸大彫刻科卒で、走泥社の旗首、彫刻家の三輪竜作先生は私より4歳年長で2003年に"十二代休雪"を襲名され、以来、萩の陶芸のレベルアップと、その普及に心血を注いでこられ、従来のオブジェ焼成と共に"休和"伝来の白萩の茶碗にも新境地を開拓されており、私としては願っても無い幸運に密かに驚喜してしまいました。老人なのでうわべは平静を装いつつ・・・・・。

"休雪窯"には、6名が弟子入りすることになっており、それぞれ、現役の奈良芸短大女、京都の某芸術大卒男、新婚若手陶芸家の妻(自身も陶芸作家???)、四十路の窯愚連男2名と素人で六十の手習いの私。 中々強面のメンバーと、たった一人で先生のアシスタントを務めておられる力強く美しい女性陶芸家Mさんと"休雪先生"が、毎日朝9時から黙々と切磋琢磨して7時まで("休雪窯"だけの時間です)、昼には”ほか弁”や”カツカレー”を程よく冷房の効いたアトリエでいただきながら、冷たいお茶や珈琲など随時、自由に・・・、とても優遇されているといった自覚も無く、BGMのおしゃべりもせずに集中して先生の期待に反する作品を、5日間作り続けました。 弟子入りと云っても実質5日程の短時日に、何を変えることも出来ず、混乱と焦りが交錯する中で最終日の先生の落胆、心にしみました、申し訳ございません。 他の窯の様子が夜々飛び交い、環境に恵まれ過ぎていることはよく分かっていましたが・・・・・。 作品は後日焼成していただけるかどうか神のみぞ知る・・・・・。

今回の参加者の中にはブログを通じて、知っているつもりの方が3名も居られ、それぞれに挨拶することができ夜には交流も持て、ある意味楽しい出来事でした。 そのうち二人の女性ukkyさん陶片木さんはWi-Fi環境の無い”萩セミナー・ハウス”に、自ら無線LAN環境を持ち込み日夜現況をブログにアップしておられました、さすがです。 感心すること頻り・・・・、かくいう私も非力なEMのWi-Fiを持っていきましたが、夜は暑さ逃れに赤提灯徘徊を繰り返していました。 (続く) 

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休雪先生のアトリエでの作陶風景••••••••撮影はM嬢


by takodenkama | 2012-09-05 19:30 | 作陶日記


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