2012年 10月 24日
先日素焼きを披露した球壺の焼成がやっと完了した、たぶん7壺(?)目だと思う。 サイズが窯に入る最大の大きさでと、いろいろ挑戦してみたが殆ど皹が入ったり、割れてしまったりと散々な目に合い、とても悔しいので少しサイズダウンしてようやく全うなものになった。 下部に火床がある窯の構造上、器の底の温度が一番最初に上がるので高台回りに皹が入りやすく、解決方法としてセラミックボードを棚板の上に置き、その上にさらにカーボランダムの板を置いて作品を置き焼成してみた。 セラミクボードはサンドイッチ状になり上下のカーボランダムに固着してしまうが、あとで削り取れるので問題はない。 焼成温度は1260℃、下段に平茶碗、中段に白萩施釉の茶碗を置き最上段に球壺を入れて焼成した。白萩釉は時間不足でブク状態、再焼成が必要。 本日の成果 球壺:銘「潦倒」(ろうとう) 高さ 200mm 口径 28mm 外径 173mm 底径 77mm 焼締 特練信楽土 焼成 10/22/2012 平茶碗:銘「蕭蕭」(しょうしょう)高さ 50mm 口径 143x138mm 高台径 41mm 焼締 特練信楽土 焼成 10/22/2012 登高 杜甫 風急天高猿嘯哀 渚清沙白鳥飛回 無邊落木蕭蕭下 不盡長江袞袞來 萬里悲秋常作客 百年多病獨登臺 艱難苦恨繁霜鬢 潦倒新停濁酒杯 風急に天高くして 猿のなくこと哀し 渚清く 沙白くして 鳥飛び廻る 無辺の落木 しょうしょう として下り 不尽の長江 こんこん として来る 万里悲秋 常に客となり 百年多病 独り台に登る 艱難 はなはだだ 恨む 繁霜の鬢 ろうとう 新たに停む 濁酒の杯 蕭蕭 : 落ち葉が音を立てて落ちる様。 >
by takodenkama
| 2012-10-24 09:28
| 作陶日記
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