2013年 05月 07日
風薫る五月・・・。 相変わらず体調不良の日々が続き作陶もままならぬ状況を打ち破るべく蛸田工場に火入れして肩衝と棗を焼成してみた。 肩付きは "初花" をモデルに、棗は "利休(小)型" 、以前に作っておいた物の蓋を割ってしまったので再挑戦してみた。共に少しサイズを変えて2点作ってみたが少し収縮が大きくて予定の寸法には出来なかった。 蛸田工場での焼成は6時間に及び冷却も15時間ほど必要なので、同じ粘土でも収縮率がかなり変わるようだ、今回初めて気がついた始末、全くもってお粗末!。 肩衝と棗、共に釉薬は引き出し黒ではなく、黒飴釉と天目釉を使用して高温焼成に耐えるようにしてみたが、肩衝の色味は思ったより濃く上がって来た。意図が見え見えの景色付けよりは自然な様子が表現出来よかったと思う。 棗はやはり合い口の出来がポイントだが今回は少し出来が悪かった、やはり5点くらい一度に施釉しないと、なかなか巧くはいかない、それに、合い面にも施釉した方がすっきりと収まる。 新たな課題として再挑戦することに決定。 本日の成果。 客中杜鵑を聞く 良寛 春帰れども未だ帰るを得ず 杜鵑懇ろに帰るを勧む 世途 皆な危険なり 郷里 何れの時にか帰らん
by takodenkama
| 2013-05-07 13:37
| 作陶日記
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