蛸田窯・作陶日記

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2018年 07月 14日

梅雨明け


梅雨は明けたようだ、列島各地では大雨による未曾有の甚大な被害が報告され心穏やかならずの日々が続いている。

京都では鉾建てや、曳き初めの話題が飛び交い、祇園囃子を習う子供たちの様子が聴こえてくる、愈々あの季節だ

そう「夏日」だ、陶芸を始めた頃には此の季節、セレン赤に魅せられていろいろと挑戦を繰り返していた・・・・。


前回の個展以来、懸案の建盞の焼成に挑戦し続けている。用土を調整し、釉薬を調合し焼成を工夫して結果を求め

ている、燃料が代わったので窯の様子も少し変更してみたいのだが、此の暑さにめげて未だ果たせていない、残念!


本日の成果

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茶碗:「好雨」こうう 高さ 53mm x 口径 148mm x 高台径 43mm カリ長石釉 井戸土 焼成 July 10 2018

春夜喜雨     杜甫
好雨知時節、当春乃発生
随風潜入夜、潤物細無声
野径雲倶黒、江船火独明
暁看紅湿処、花重錦官城
好い雨は時節を知り、春に当たって発生す 
風に随い夜に潜入し、物を潤して細く声なし
  野の径は雲とともに黒く、江船の火は独り明かし
暁に看る紅の湿るところ、花は重し錦官城 

成都は春になるといつも夜に静かな雨が降る。
雨に潤されて木は緑になり花が開く。    
        夜の雨は暗いが朝になると日が 差して紅の花はしっとりと輝く。
 つぼみはだんだん重くなって花開くのである。 
 まさしく錦のような街となる。        
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茶碗:「涕泗」ていし 高さ 45mm x 口径 148mm x 高台径 45mm 天竜寺青磁釉 井戸土 焼成 July 10 2018

「登岳陽楼」   杜甫 
昔聞洞庭水 今上岳陽楼 
呉楚東南拆 乾坤日夜浮 
親朋無一字 老病有孤舟 
戎馬関山北 凭軒涕泗流 

昔聞く洞庭の水、今上る岳陽楼     
呉楚は東南に拆(さ)け、乾坤は日夜浮ぶ 
 親朋は一字もなく、老病にして孤舟のみ有り
戎馬は関山の北、軒にもたれれば涕泗流る












 

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by takodenkama | 2018-07-14 14:49 | 作陶日記


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