蛸田窯・作陶日記

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2006年 04月 19日

「鞦韆」(ふらここ)

今日、蛸田窯は190回目の焼成を終えた。
蛸田窯で初めて焼成したのは一昨年(2004年)の5月の連休明けだった。
5月の連休の北海道旅行に行く前に、窯を造っておき初窯焼成を連休明けに取っておいたのだ。
その日の感激を今でもありありと覚えている、その年の1月から始めた陶芸教室通い。
闇雲にいろいろな形の焼き物に挑戦して、その時点では茶碗、壷、注器、花瓶など
バライエティーに富んだ作品様のものが3ヶ月で100点ほど出来上がっていた。
その前にも亀岡のガレリア窯(電気窯)を借りてその内の70点ほど、素焼きと本焼きを1度ずつ経験していた。
 たった1度では有ったが、そのときの経験から、もっとこまめに焼成出来る小型の、
例えば1度に茶碗4点と、壷1点くらいが焼成可能な規模のものを探していた。
 たまたま初めて書店で見た陶芸の雑誌に、還元焼成の特集の”おまけ”として、炭の燃料で焼成出来る、簡便な、それでいて作成の容易そうな陶芸窯の記事が出ていた。 
 まさに探していた物にピッタリの窯であったので、早速、インテリア・デザイナーとしての経験と蓄積されたKnow How を駆使して窯作りに挑戦した。

そのときの作品(?)を少し披露。これらのPhotoは㊙、未公開のものだ。
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 それと今日焼成した貫入釉の水指、銘「鞦韆」(ふらここ)を合わせて披露。
”ふらここ”とは「ぶらんこ」のことで、中国では、北方の蛮族のものが紀元前7世紀に輸入されたと言い、それほど古くから中国では行なわれていたという。唐の玄宗皇帝は羽化登仙の感じがあるとして「半仙戯」の名を与えている。唐詩などにもよく詠われ、それが日本にもたらされた。中国では古来、春の戯れとしたという。和語では「しゅうせん」ともいい。詩歌では、この言葉も愛用される。

春宵      蘇軾
 春宵一刻值千金,
 花有清香月有陰;
 歌管樓臺聲細細,
 鞦韆院落夜沉沉。

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水指:銘「鞦韆」(ふらここ) 高さ 13.2cm x 口径 13.4cm x 外径 15.4cm 貫入釉 御本手土  焼成 06/4/19
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by takodenkama | 2006-04-19 22:55 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
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