2007年 09月 04日
火曜日(晴)32℃ ”崋暢窯”窯出しの続き 私の場合は窯入れが2日目だったこともあって比較的前方の良い位置に入れてもらうことが出来た、このご配慮に大いに感謝しなければならない。 そんな訳で水指と茶碗も前から二列目と最前列の上部に置いていただくことが出来た、古信楽窖窯土の焼成結果が解らない状態での窯詰めはちょっとしたスリルを味わうことが出来る。 私にとっての窖窯焼成は窯詰めも含めて 昨年、”信楽陶芸の森”で室町期の窖窯を再現された「金山窯」での唯一の経験があるとはいえ、それぞれの窯の大きさや棚組の配置、窯詰めの流儀、経験を積み重ねたそれぞれのKNOW HOWに差異があってとても勉強になった。 特に気付いたことは、この窯は非常によく出来ており全体にむら無く良い焼き上がりとなっていることが、窯出しされて来た皆さんの作品から見て取れた。 それに一番奥に入れてあった河村氏の一尺五寸超の大壺もとても佳い景色が出ていた。 特に炎の引きが煙突の改良で非常に良くなったとのことだった。 焼き上がりについては皆さんとても満足されている様子だった。 そんな中から今日は水指と茶碗を披露。 水指には「任逹」(放縦闊達な生活を送る意)と現在の自らの心境を映して名付ける。 茶碗には「載道」(主義主張があって、これを宣伝する目的で書かれた文章の意)と、 「言志」(思ったことを自由に書いた文章の意)と銘々。 共に出典は増井経夫著「中国的自由人の系譜」(朝日選書)から。 水指:銘「任逹」 高さ 13.5cm x 外径15.0cm x 口径11.5cm 古信楽窖窯土 焼成 '07/9/02 茶碗:銘「載道」 高さ 8.6cm x 口径 11.6cm x 高台径 5.0cm 古信楽窖窯土 焼成 '07/9/02 茶碗:銘「言志」 高さ 8.5cm x 口径 11.8cm x 高台径 5.4cm 古信楽窖窯土 焼成 '07/9/02
by takodenkama
| 2007-09-04 13:12
| 作陶日記
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