2008年 05月 15日
木曜日(晴)16℃ 昨年の夏、随分張り切って大鉢に挑戦していた。 夏の終りの窖窯焼成、大いに期待に胸膨らませて瑞穂町の"華陽窯" に出かけた。 焼成も期待以上でとても満足のいく思い出が、今も鮮やかに記憶に残っている。 その時、余りにも無計画に作陶したため窯入れ出来ずに残ってしまった鉢が1点だけ在った。 年末の窯入れにも入らず、留年して新年の窯入れにも呼んでもらえず、とうとう櫻も散ってしまった。 昨日、 河村氏から焼成出来ているとの連絡を受け、今日引き取りにいって来た。 出来映えは、少し見込みにボロが降ったようだったが削って頂いたようで、問題なく他の3点と比べても遜色ない出来上がりとなっている。 ようやく今日このシリーズの完成を観る事が出来た、早速次なる創作の意欲が新たに湧いて来た、とても嬉しい。 今日は、黒茶碗と井戸茶碗のテストの続きと、釉薬の棚卸しをやった。 本日の成果 留年中鉢:銘「江村」高さ 160mm x 口径 266mm x 高台径 72mm 古信楽窖窯土 焼成 '08/5/13 江村 杜甫 清江一曲抱村流 長夏江村事事幽 自去自来梁上燕 相親相近水中鴎 老妻画紙為棊局 稚子敲針作釣鉤 多病所須唯薬物 微躯此外更何求 窖窯焼成のラインナップ「江村」「斛斯」「青蘿」「陶然」 新作の黒茶碗 茶碗:銘「弧悶」高さ 85mm x 口径 10.5mm x 高台径 46mm 黒薬No.3 古信楽窖窯土/黄の瀬原土/大物赤土 焼成 '08/5/15 一椀喉吻潤。二椀破弧悶。 三椀捜枯腸、惟有文字五千巻。 四椀発軽汗。平生不平事尽向毛孔散。 五椀肌骨清。六椀通仙霊。 七椀吃不得、也唯覚両腋習習清風生。 蓬莱山何処、蛸田子乗此清風欲帰去。
by takodenkama
| 2008-05-15 22:52
| 作陶日記
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