蛸田窯・作陶日記

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2016年 05月 21日

兀兀展その後



昨夜、注文しておいた桐箱が届いた、箱屋さんも自身が所属の京都木工芸指物協会展の会期が兀兀展と重なって
とてもお忙しそうであった。

早速、箱詰め梱包、第二陣の発送とおお忙しだ、ストックの桐箱で第一陣の発送は済ませていたのであと2回程
で完了しそうだ。

兀兀展の時に注文頂いた茶碗の作成と焼成も同時進行で進めており、朝顔型を5点捻って昨日その内の2点焼成
した。
ともに還元焼成で釉薬は異なったものを施釉している、焼成も匣鉢に入れるものと直接還元雰囲気で焼成するも
のと分けてみた。

やはり匣鉢に入れたものは予定通りに仕上がったがもう一方は半還元気味で今一の仕上がりと成った、没・・・。

本日の成果。

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茶碗:銘「沫雨」うたかた 高さ 60mm x 口径 148mm x 高台径 48mm  天竜寺青磁釉 釜戸赤土 焼成 May/20/2016 


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# by takodenkama | 2016-05-21 16:35 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 12日

兀兀展 無事に終了いたしました。

兀兀展は多くの方々のご来場を得て無事に終了いたしました。

感謝の念をどのように伝えるべきか思いつかない程のご厚情を
頂きました、ありがとうございました。

沢山の宿題も頂き、身に余る光栄です。一つずつ片付けるべく
今日、赤色の茶碗を14日までにとのご要望に応えるべく3点
焼成しました。

早起きと好天も幸いして、7時前には火入れ、昼までに窯出し
出来ました。とても好い出来に満足、満足。

これらは個展前に施釉までしておいたものが数点あったので間
に合っただけです、木箱の注文や銘々の資料作成等けっこう時
間がかかり、天候のこともあって今日の焼成と成りました。

早速披露します。

本日の成果
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茶碗:銘「相思」高さ 88mm x 口径 120mm x 高台径 50mm セレン赤釉 土岐艾土 焼成 May/12/2016


相思  王維

紅豆生南國
春來發幾枝
願君多采襭
此物最相思


紅豆 南國に 生じ               
春 來りて 幾枝か 發(ひら)く         
願はくは 君 多く 采(とり)襭(つまばさ)めよ
此の物 最も 相い思わしむ           

*相思:こい(相思相愛)













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# by takodenkama | 2016-05-12 14:05 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 05日

兀兀展

風薫る快晴の京都!!! サプライズ満載の第4回「兀兀展」スタートしました。

初日から旧友や、陶友、行きずりの人々や前夜おでん屋で出会った外国の旅行者夫妻等など
さすがに超繁華街の京都のど真ん中はとても刺激的で大勢の人々であふれ返っています。

一日が終わればすぐ近くのビヤホールに繰り出し妻女と泡で乾杯!此の毎日が続けば確実にリバウンド、
三年振りの、とても楽しい日々を少しのあいだ彷徨し続けます・・・・・。

お茶とお菓子は欠かさずにご来展をお待ちいたしております、お気軽にお出かけください。


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# by takodenkama | 2016-05-05 08:49 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 04月 15日

第4回 「兀兀展」




おしらせ、

第4回 兀兀展              
 
日時:5月3日(火)から5月8日(日)まで
  12時 〜 7時(最終日は 5時まで)

場所:ギャラリー佐野           
 京都市中京区寺町通蛸薬師北西角 
Tel & Fax : 075-221-2767

出品:茶碗・水指・茶入・花入・茶壺などと 
休雪窯での作品

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案内状ご希望のかたは兀兀までメールください。












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# by takodenkama | 2016-04-15 11:04 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 03月 24日

平茶碗



好天が続き、櫻の開花が漏れ聞こえる今日、此の頃。

大量の花粉の飛散や1月来の体調不良を引きずっていて
絶不調のさなか、焼成は全ての力を振り絞って試みているが
なかなか結果に結びつかず苦慮している。

蛸田窯開設以来の燃料の供給源が廃業の知らせを送って来た、
新しい燃料を確保しなければ継続不可能な状況に陥り、さらに
困難な状況が倍加している。

春一番が吹き荒れる中、本日の焼成は、黒、赤、青、飴と多彩に
窯詰めして、まずは黒から取り出して納得の焼成。
続く青や飴は明日に成りそう、果たしてどんな結果が待っている
のか期待に胸膨らませている。

本日の成果
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平茶碗:銘「望月」もちづき  高さ 60mm x 口径 136x132mm x 高台径 48mm 蛸田黒釉No.02 土岐艾土 焼成 Mar/24/2016


           願はくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃  西行


* 昨日は、釈迦の入滅の日(陰暦二月十五日、まさに望月) 西行が歌に詠んだその日。
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西行櫻(京・洛西/勝持寺)











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# by takodenkama | 2016-03-24 14:33 | Trackback | Comments(0)
2016年 02月 22日

兀兀展

『兀兀展』のご案内。

五月の連休に "ギャラリー佐野" で「第四回 兀兀展」を開催します。

茶盌、茶壺、茶入、水指、酒器揃などと、以前、"萩陶芸大リーグ" に参加して「休雪窯」で作った作品も展示します。

前回の個展から少し間が空き、目標を立てずに日々作陶していると、無心を心掛けてはいるものの、十分な吟味の物や気持ちが入った作品を得難くなり、茶の湯の器としての用と美意識のディレンマに陥る傾向が強く出てきます。 ストックも少し出来たので、画廊のオーナーに無理を言って急遽、今回の個展開催を決めた。

早速、夏茶碗「月傍」を撮影して案内状を作ったので披露。


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# by takodenkama | 2016-02-22 10:29 | Trackback | Comments(0)
2016年 02月 06日

焼締、本焼き

立春も過ぎたが、春めく様子も無く厳しい冬空が続いている。
歩行困難な身体に鞭打ち、萬有を振り絞って本焼きに挑戦した。

年末に素焼きを終えていた酒器揃え3組のうちの1組と筒茶
それに先日素焼き出来たばかりの井戸風茶の計4点。
1300℃で30分の練らし、随所に炭を配して景色付けに気を配っての焼成。

出来は想定通りで、窯下段に入れた酒器揃えは少し焼きが浅く炭の配し方も
不足気味となったが松葉灰の溶融加減も良く満足な出来に仕上がった。

上段の2点の茶は降灰、景色付けも決まって色味、焼き加減、重さ共にとても良い仕上がりになった。

本日の成果

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酒器揃え:銘「笑謝」徳利 高さ 122mm x 口径 20mm x 外径 112mm 高台径 56mm        
          盃  高さ 45mm x 口径 95mm x 高台径 30mm 古信楽土 焼成 Feb/06/2016

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茶盌:銘「獨酔」高さ 88mm x 口径 106mm x 高台径 50mm 古信楽土 焼成 Feb/06/2016
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 茶盌:銘「盡忘」高さ 70mm x 口径 140mm x 高台径 48mm 古信楽土 焼成 Feb/06/2016

陶潜體詩十六首之五   白居易              
朝亦歌   朝に亦た独り酔うて歌い     
暮亦酔睡   暮れに亦た独り酔うて睡る    
一壷酒   未だ一壷の酒を尽さざるに    
己成三酔   己に三独酔を成す        
勿嫌飲太少   嫌う勿れ飲むことはなはだ少なきを
喜歓易致   且つきかんの致し易きことを   
一盃復両盃   一盃復(ま)た両盃        
多不過三四   多きも三四に過ぎず       
便得心中適   すなわち心中の適をえて     
盡忘身外事   ことごとく身外のことを忘る   
更復強一盃   更に復た一盃を強いれば     
陶然遺万累   陶然として万累を遺(わす)る   
一飲一石者   一飲一石する者は        
徒以多為貴   徒に多きを以て貴しとなす    
及其酩酊時   其の酩酊の時に及んで      
与我亦無異   我と亦異なる無し        
笑謝多飲者   笑謝す多く飲む者        
酒銭徒自費   酒銭徒らに自ら費やすを     



      
        
    







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# by takodenkama | 2016-02-06 15:08 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2016年 02月 03日

Comprehensive drawings

初窯の成果

一月は例年になく困難なスタートと成った、早々に烽窩織炎に下肢を罹らい歩行出来ず点滴と通院の日々を送った。

2月になってようやく、その間に成形したもの3点の内2点素焼きをおこなうことができた。

そのうちの1点、共蓋の水指を、Comprehensive drowing(完成予想図)とともに披露


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縦横比のバランスが予想図とは少し狂っているが想定内の範囲で収まっている。


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# by takodenkama | 2016-02-03 23:46 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 27日

羊歳の掉尾


慌ただしく歳の瀬が迫ってくる中、今年最後の焼成を新手法を使って試みた。

通常、蛸田窯の焼成はもっぱら炭を燃料としているのだが、今回は在庫不足と
スケジュールの関係と低火度の焼成ということで、LPGのみでおこなった。

初めての試みだったが、蓄積された経験が成功に導いてくれた。

炭での焼成だと窯の構造上の少しくらいの隙間はさして問題にはならないのだが
熱量を蓄熱出来ない気化燃料の場合は窯の密閉性が重要と成る。
全ての接合部にセラミックウール50mm厚を挿んで気密性を高め、排煙部も通常
ø100mmを半分のø50mmに狭め、さらにストレートに排煙してしまわないよう
内部の排煙部に遮蔽版を30mmの間隙で設置した。

850℃で焼成出来たのはセレン赤の茶碗と酒器揃え3組と半筒茶碗の素焼きの計
8点、セレン赤の茶碗は850℃で取り出し急冷、あとは密閉して焼成を終えた。

酒器揃え3組と半筒茶碗の本焼成は来年の初釜と成る。

本日の成果
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茶碗:銘「紅 雨」こうう  高さ 92mm x 口径 120mm x 高台径 50mm セレン赤釉 萩土 焼成12/25/2015

將 進 酒        李賀                            

琉璃鐘      琉璃(るり)の鐘(さかずき)                  
琥珀濃      琥珀(こはく)濃(こ)し                    
小槽酒滴眞珠紅  小槽酒滴(したた)って真珠紅(くれない)な           
烹龍炮鳳玉脂泣  龍を烹(に)鳳(ほう)を炮(つつみや)きして玉脂(ぎょくし)泣(な)く
羅屏繍幕圍香風  羅屏(らへい)繍幕(しゅうばく)香風を囲(かこ)む        
吹龍笛      笛(りゅうてき)を吹(ふ)                   
撃鼉鼓      鼉(だ )鼓(こ)を撃(う)ち                  
皓齒歌      皓歯(こうし)歌(うた)い                   
細腰舞      細腰(さいよう)舞(ま)う                   
況是青春日將暮  況(いわ)んや是(これ)青春日將(まさ)に暮れんとし       
桃花亂落如紅雨  桃花(とうか)乱落(らんらく)紅雨(こうう)の如し        
歡君終日酩酊醉  君に勧(すす)む終日 酩酊(めいてい)して酔(よ)え       
酒不到劉伶墳上土 酒は到(いた)らず劉伶(りゅうれい)墳上の土に         
    
                

        

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# by takodenkama | 2015-12-27 22:19 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 01日

ぬばたまの

先日のブログタイトル”ぬばたまの”は内容と異なっていました。

ブログを書き出して内容を途中で変更したのをうっかりしていて修正を忘れていました。

最初は、黒っぽい飴釉を徳利、盃、驢蹄口(茶入)、棗に施釉して焼成出来たものを披露しようとしていました。

そこで”ぬばたまの”は黒にかかる枕詞、「夜」「夕」「こよい」「昨夜(きそ)」「髪」にもかかり、「夜」「(黒)髪」
に関係深いものとして、「夢」「月」「妹」にかかる。 射干玉とも書き、野干玉、烏玉、烏珠などとも書きヒオウギの
実のことを云うのを思い出しタイトルにしようとしていましたが、同時に焼成した茶碗の上がりが面白く出来たので翻意
して・・・・・。

徳利の注文を頂いているので盃とセットでと、いろいろと試作しているのだが、昨今の居酒屋やお店、家庭も照明が随分
明るくなってしまい、器に酒や焼酎を淹れる、注ぐ、啜るなどの所作に対して陰影の生まれる誘因が欠如してしまってい
るので、頃合いの色味が見つからず困惑している。

陶芸と云うか食器というか道具や器の世界では忘れ去られてしまっている、本来それらが置かれていた仄暗い、陰影
に満ちた揺らめきの在る場を求めている私としては慚愧の想いで一杯だ。

本日の成果
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酒器揃:銘「暁鴉」あけがらす 徳利 高さ 84mm 口径 32mm 外径 95mm 高台径 40mm  
盃 高さ 40mm 口径 95mm 高台径 34mm 飴釉 土岐艾土 焼成 Oct/29/2015

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驢蹄口(茶入):銘「射干玉」ぬばたま 高さ 60mm 口径 24mm 外径 78mm 底径 36mm 飴釉 土岐艾土 焼成 Oct/29/2015

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棗:銘「昨夜」きそ 高さ 65mm 口径 50mm 外径 62mm 底径 34mm 飴釉 土岐艾土 焼成 Oct/29/2015














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# by takodenkama | 2015-11-01 20:24 | 作陶日記 | Trackback | Comments(0)